【体験談】俳優・女優のオーディション内容は?どんな準備をしておけばいい?
- 2018.08.21
- 2022.03.23
- 俳優のオーディション対策
- オーディション, 役者になるには, 芸能事務所

こんにちは、役者ブロガーのシカ子です。
今回は、
俳優・女優のオーディションの内容
オーディションまでに準備しておきたいこと
についてまとめました(^-^)
事務所に所属するとき、舞台に出るとき、CMやドラマなど。
俳優を目指すにあたって、オーディションはつきものです。
でも、

実際にオーディションってどんなことするの?

事前にどんな準備をしておけばいいのかな?
って思いますよね?
そこで今回は、15年以上役者を続けてきた中で、実際に私が受けた、
「オーディションの内容・体験談」
についてまとめてみました。
事前準備ゼロでオーディションに行くよりは、少しでも予習をしてから行った方が、気持ちも楽だし、堂々としていられますよね✨
これからのオーディションに向けて、参考になれば幸いです♪
俳優・女優のオーディションの内容
オーディションの内容は、事務所所属、映画、CM、舞台など、何のオーディションなのかによって変わってきます。
今まで私が受けたことのあるオーディションはこんな感じです。
私が今まで受けたオーディション
事務所所属
舞台
CM系
映画・ドラマ
①芸能事務所のオーディション
私が受けたのは、俳優事務所、モデル事務所です。
どちらもまずは書類選考があって、書類を通過すると連絡があり、事務所に呼ばれます。
事務所所属の場合は、オーディションというより「面接」という形式でした。
面接の相手は、社長だったりマネージャーさんだったり、事務所によります。
面接で聞かれたこと
応募した理由
今までどんなことをしてきたか?
過去に事務所に所属したことはあるか?
演技経験や芸歴はあるか?
どんな仕事をしていきたいか?
その他
もう少し太れる?
肌荒れは治せる?
普段はアルバイトをしているのか?
アルバイトの融通はきくのか?
など、仕事をするうえで必要な情報を質問されました。
雑談も交えながら、いろいろと話をするといった感じが多かったです(^-^)
②舞台俳優(オペラ)のオーディション
舞台の場合は、小劇場がメインで、知り合いの紹介が多く、あまりオーディションを受けた記憶がありません。
唯一、舞台でオーディションを受けたことがあるのは、新国立劇場のオペラです。
オペラのオーディションでしたこと
10人くらいの実技のグループオーディションでした。
名前を言って、

では、1列になって部屋の端から端まで歩いてください。

帰りは、走って戻ってきてください。
と言われ、歩きと走りをやりました。
なんと、それで終了(*_*)
きれいに歩けるか?
きれいに走れるか?
基本の姿勢できているか?
などを見ていたのだと思います。
その後、二次審査に残れる人だけ番号を呼ばれて、それ以外の人は終了でした。
私は、呼ばれず一人寂しく帰宅
たった10分ほどの「歩く」「走る」でこんなにも差が生まれるのか・・・と実感した日でした。
舞台俳優を目指す方はこちらも参考にどうぞ
③CM系のオーディション
CMオーディションは、CMによってやることはバラバラです。
まずは、オーディションシート(名前やスリーサイズなどを書くシート)の記入をします。
そのあと「正面」「横顔」「後ろ」の3パターン写真撮影をします。
審査員は、監督さんだけの時もあれば、クライアントさんもいることがあったりします。
たまに、監督もいなくて、アシスタントさんがカメラを回しているだけの時もありますね~
基本的に、記録としてカメラを回していることが多く、カメラに向かって自己紹介をしたりします。
CMオーディションでやったこと
だいたい何人かでグループを組んで、CMのワンシーンをやることが多いです。
友人と楽しくパーティーしている感じ
ゲーム機で実際に遊んでみて、感想を言ってください
ダンスのフリを覚えて、踊ってみてください
女子会なイメージで、みんなで楽しそうに会話してみてください
など、指示に合わせて、その場で即興でお芝居をしたりします。
④ドラマ、映画のオーディション
ドラマや映画のオーディションも、作品によって内容は様々です。
自己紹介をした後に、何人かでグループを組んで実技、お芝居をするといった感じが多いです(^-^)
あらかじめ、台本のワンシーンを渡されている場合もあれば、台本はなくて、その場で設定を渡されて、エチュード(即興劇)をすることもあります。
ちなみに、映画やドラマの場合、監督は、作品全体のキャスティングを考えながらオーディションをしています。
なので、主役のオーディションで参加したけど、友人の役で決まるということも、結構あるあるだったりします。
俳優・女優のオーディションで準備しておくこと
①自己紹介の練習
どんなオーディションでも、自己紹介は必ずするので、しっかり自信をもって話せるようにしておきましょう。
こんな自己紹介はNG!
・声が小さくて、名前が聞き取れない
審査員も、わざわざ聞き直すのもめんどくさいので、スルーされることが多いですが、名前が聞き取れないのは、かなり損してます!
しっかり相手に名前を伝えるという意識で、自己紹介しましょう。
・笑顔がない
ずっと笑っていなくても良いですが、どこかで「ニコッ」のポイントを作るようにしましょう。
私は、喋り始めの前に「ニコッ」としてから、名前を言うようにしてます。

(ニコッ)
初めまして。○○です。
出身地は~で、最近は○○にハマっています。
宜しくお願いします。
(ニコッ)
笑顔があれば、自分もリラックスできるし、相手との距離を縮めることもできるので、鏡の前で「笑顔の練習」をしてみてくださいね♪
・自己PRが長い
もちろん、自己PRの時間が決まっている場合は、その時間いっぱいに使うようにしましょう。
ただ、特に指定がない場合は、長い自己PRは必要ありません。
正直、1分とか話している人をみると、審査員の人も「聞いてないな。」ってのが分かります
自分らしさをアピールしたい場合は、最後に、短めでインパクトのあるエピソードを一言付け加えるのが良いと思います。
役の設定があったり、作品が分かる場合は、その作品に絡めたエピソードを伝えるのもありです(^-^)
・ネガティブで終わってしまう
ネガティブで終わってしまう例として、

私は、演技経験があまりないです。
なので、皆さんに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれませんが、宜しくお願いします。
みたいな感じですね。
オーディションでは、今から一緒に仕事をしようという人を探しているので、マイナス思考は発言はあまりよくないです。
この場合、

私は、演技経験はあまりありません。
でもこのオーディションに参加できて嬉しいです。
緊張もしていますが、今日は自分らしく楽しもうと思います。
こんな感じに言い換えた方が、印象も良いし「この子なら経験がなくても頑張ってくれそうだな。」って思いますよね?
ちょっとした差ですが、意識してみて下さい(^-^)
②台本があれば読み込んでおく
事前に台本を渡された場合には、しっかり読み込んでおくようにしましょう。
どんなシーンなのか?
どんな役なのか?
自分ならどう演じるか?
審査する側は「与えた台本を、どこまで読み込むことができる役者さんなのか?」という点も見ています。
そして、短い台本であれば、絶対にセリフは覚えた方が良いです!
台本を見てお芝居するのと、ちゃんと顔をあげてお芝居するのでは、見え方が全く違ってきます。
台詞を覚えていれば、相手の演技も受けられて、自由に演じることができます。
オーディションでは、
「もう少し明るくしてみてもらえますか?」
「こんな感じのキャラにしてみて下さい」
など、別パターンを求められることもよくあるので、できたら何パターンか自分の中で準備しておくようにしましょう。
セリフ覚えが早くなる方法はこちら
③審査員する側(監督・演出・事務所など)の情報は調べておく
すごく当たり前ですが・・・(^^;)
事務所に所属したい場合は、その事務所について少しくらいは調べておきましょう。
どんな人が所属しているのか?
どんなジャンル(映画、ドラマ、舞台など)に強い事務所なのか?
などですね。
映像に強い事務所なのに
「舞台にたくさん出たいです!」
って言ったら、
「え?なんでうちなんだろう。事務所には入れたらどこでもいいのかな?」
って思われます。
また、映画や舞台の場合は、監督や演出家さんの今までの作品は、何本か見ておきましょう。

私の作品って何かみたことありますか?
と聞かれることもたまにあります。
見ていなければ、
「なんでこの人は、この作品に出たいと思ったんだろう?事務所に言われたから来てるだけなのかな・・・。」
って思いますよね
情報収集は大事ですよ~!!
俳優のオーディションの合格発表はいつ?
オーディションの合否は、早ければ当日、遅くても1週間くらいで出ます。
芸能事務所などは面接後に「○○日までにご連絡しますね。」と言われます。
もしくは、当日に結果が出ることもあります。
CMやドラマなどは、落ちた場合は、次の日や数日後など、けっこう早く結果が分かります。
最終選考に残っている場合は、もう少しかかることが多いので「なかなか結果が出ないな~」という場合は、焦らず落ち着いて待ちましょう(^-^)
俳優のオーディションに出来レースはあるの?
よく聞く「出来レース」は本当にあるのでしょうか?
ぶっちゃけてしまえば、書類の段階で「だいたいこの子かな」と目星がついているケースはあるそうです。
ただ、全てのオーディションがそうというわけではありません。
また、実際にキャスティングさんに聞いた話ですが、

その時は、イメージが合わず選ばれなくても、記憶に残っていれば、次回に繋がることもあるよ!
とのことでした。
なので、オーディションに臨むときは、合否だけにこだわらずに、
監督やキャスティングさんに、自分を見てもらえるチャンス✨
と捉えて、どんどんアピールしていきましょ~!
キャスティングさんのインタビューはこちら
まとめ
今回は
俳優・女優のオーディションの内容
オーディションまでに準備しておきたいこと
についてまとめてみました。
「どうしたら合格できるのか?」
これについては、正直私も試行錯誤中です(^^;)
「絶対受かりたい!」と思って受けたものが、受からなかったり。
「やけくそだ!」と開き直ってみたら意外と受かったり(笑)
大切なのは、自分らしく、自分の言葉で話せるかどうかだと思います。
肩の力を抜いて、相手としっかり会話をするようにしていきたいですね(^-^)
そのためには「慣れること!」
色々なオーディションを受けて、自分の必勝法を見つけていってください(^^)♪
オーディション前に読んでおきたい本
最後に、オーディション対策に役立つおすすめの本「俳優の教科書」を紹介します!
この本では、
「オーディションを戦略的に勝ち抜く方法」
として、
審査員が俳優を見るポイント
印象は悪くないのに記憶に残らない原因
オーディションの相手が問題児だった時の対処法
など、オーディションに役立つ情報が、具体的に書かれています✨
他にも、俳優を目指すうえで知っておきたいことが丁寧にまとめられています。
俳優を目指すなら、一度は読んでおきたい一冊としておすすめします♬
本の詳細はこちら
\ これからオーディションを受ける方に /
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最後まで読んでいただき
ありがとうございます
これからも役者に役立つ情報発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします♥
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