【俳優の教科書】役者におすすめの本!演技初心者さんもまずは読むべき一冊
- 2018.10.08
- 2022.03.23
- 演技レッスン・練習方法
- オーディション, 役者の悩み, 役者になるには, 本

こんにちは、役者ブロガーのシカ子です(^-^)
今回は、俳優を目指す人に読んでほしい本
「俳優の教科書」
について紹介します(^-^)
というのも「役者になりたい!!」という思いを持っていても

実際なにを頑張ればいいんだろう・・・。

とりあえず事務所に入れば仕事をもらえるのかな?
など、具体的に何をしたらいいのか、いまいち分からないですよね。
なんとな~くお芝居始めてみたものの、

これで果たして役者として仕事ができるようになるのだろうか?
そんな思い・・・
分かります!!!
かつて私もそんなループにはまり、不安だらけの日々を悶々としていました
「俳優の教科書」は、そんな悩みの解決策について、とても分かりやすく書かれていたので紹介したいと思います(^-^)
この本を読むことで、
役者としてどこを目指せばいいのか?
どんな勉強をして、なにを頑張ればいいのか?
具体的に見えてきます✨
ぜひ今後の参考にして下さい♬
※この本は、どちらかというと映像方面に進みたい俳優向けの本になります。
ただ、脚本の読み方、オーディション対策などは、舞台系でも役立つ内容もありますので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね♪
おすすめの本「俳優の教科書」著者は?
著者は、映画プロデューサーの三谷 一夫さんです。
「映画24区」という「映画」をテーマにした、総合プロデュース企業も展開していて、映画製作や俳優育成、マネジメントなども行っています。
「俳優の教科書」に書かれていること
この本は、PART1~PART5まであり、
❶ 「ものづくりの感覚」を養う
❷ 脚本を深く読み解く
❸ 映画からじっくり学ぶ
❹ オーディションを戦略的に勝ち抜く
❺ 俳優として長く生きていくために
といった内容が書かれています。
それぞれ少しづつ紹介していきたいと思います(^-^)
PART1:「ものづくりの感覚」を養う
「俳優=特別な存在」ではなく作品作りの一員であるということを前提に、俳優以外のスタッフさん達が、どんな準備をして、どんな仕事をしているかについて、分かりやすくまとまっています。
このバックグラウンドを知るだけでも
俳優は、スタッフさん達の頑張りの上で最高のパフォーマンスをしなければいけない!
常に期待に応えられる俳優でなければならない。
と身が引き締まる思いになります。
PART2:脚本を深く読み解く
この章では「脚本を読み解く4ステップ」を、分かりやすく説明してくれています。
私自身も、映画監督のワークショップに行くと、決まって求められるのは「脚本を読み解く力」です。
そのくらい「本を読む力」は俳優にとって大きなウェイトを占める能力なので、しっかり勉強しておくことをおすすめします!
PART3:映画からじっくり学ぶ
この章では「俳優としての映画の見方」について書かれています。
映画はたくさん見ているのに、全然それが演技に活かされていなかったら?
意味ないですよね(^^;)
「俳優が見るべき映画の選び方」
もまとめられていて、とても参考になりました♪
PART4:オーディションを戦略的に勝ち抜く
実は、私がこの本を購入した一番の目的がこの章でした。
審査員が俳優を見るポイント
印象は悪くないのに記憶に残らない原因
オーディションの相手が問題児だった時の対処法
↑コレ、結構オーディションあるあるですよね(笑)
めちゃくちゃ具体的に書かれていました!
諸々、オーディションに取り入れて合格率UP✨しましょう!
PART5:俳優として長く生きていくために
俳優というのは不安定な職業です
そんな中で長く生きていくにはどうしたらいいのか?
そのための心構えや考え方についてまとめられています。
俳優という仕事は技術職なのです。
専門的な技術を習得するための訓練が必要な仕事なのです。
どうか、俳優という職業を軽く見ないでください。
ピアニストや野球選手と同じ、圧倒的な高い技術が必要とされる世界で、想像を絶する訓練と努力が必要であるということを、知ってください。
※2017年 株式会社フィルムアート社出版
三谷一夫 「俳優の教科書」P221より引用
「俳優の教科書」で参考になった点
この本で参考になったのは、とにかく「作り手側の目線」としてインタビュー記事が、たくさん盛り込まれている点です。
著者の三谷さん自身が、映画プロデューサーということもありますし、音声さんやメイクさんのインタビューも載っていて「俳優のそんなこと見てるのか~!」と目から鱗でした!
こんな内容が書かれています(^-^)
キャスティングプロデューサーはどんな俳優をチェックしているのか
映画監督に聞く「こんな俳優と仕事をしたい」中野量太監督
俳優人生のためになる、正しい芸能事務所の選び方
俳優に聞く「こんな俳優になりたい」鈴木亮平
特に鈴木亮平さんのインタビューは、俳優の裏側が知れて興味深かったです✨
今でこそ、大河で主役をしている鈴木亮平さんも、事務所所属のために自分でプロフィールをもって芸能事務所や制作会社を50社以上も回っていたそうですよ!

やっぱり自分から行動していかないと道は開けないんですね!
ぶっちゃけこういう話は、俳優同士で相談しあっていても解決しないことですからね(^^;)
レッスン終わりに役者同士で「売れたいぜ~」とお酒飲みながら語り合う前に。
「まずこれを読むべし!!」ってかんじです(笑)
この本を読むと、
撮影現場とはどんなものなのか?
求められる役者とはどんな役者なのか?
自分はどこを目指せばいいのか?
具体的なルートが見えてきます✨
やるべきことが見えてきたら、あとは行動にあるのみ!!
「一体何から始めたらいいんだろう 」と、なかなか行動にうつせていない方には、特に読んでもらいたい一冊です。
【おまけで3冊】こちらも役者なら読んでおきたい本
①俳優になりたいあなたへ【初心者向け】
作家、演出家でもある、鴻上尚史さんの本です。
実際に、著者が会った高校生2人との実話がストーリー形式でまとめられています。
「どうしたら俳優になれるか知りたいんです!」
という高校生2人の質問に、著者が答えていくのですが、
俳優って具体的にどんな仕事なの?
台本をもらったら俳優はなにをするの?
テレビ、映画、舞台、それぞれどんな違いがあるの?
いい俳優とは?
俳優を続けるために大切なことって?
など、すごく分かりやすく、そしてリアルにまとめられています。
これから俳優を目指す人は一度読んでおくと、俳優という仕事を目指す「覚悟」が決まる一冊だと思いますよ✨
この本の詳細はこちら
②発声と身体のレッスン
こちらも、鴻上尚史さんの本です。
具体的な基礎訓練の本で、演技初心者も、経験者も読んで損はない一冊です。
そもそも「正しい声」「正しい体」とはなんなのか?
演技をする上で重要なリラックスした状態の身体
そこにアプローチするためのレッスン方法が分かりやすくまとめられています。
この本の詳細はこちら
③魂の演技レッスン22
著者は、アメリカの演技指導の第一人者として活躍した「ステラ・アドラー」です。
語り口調で書かれているので、まるでステラ・アドラーの授業を受けているかのような、臨場感のある本です。
役者として、どのようにものを見るべきか?
日頃からどう生きるべきか?
役作りとは?
なぜスケールの小さな役者におさまってしまうのか?
など、厳しくも熱い、愛のある言葉が胸に刺さる本です。
演技に行き詰ったときに読み返したい一冊。
この本の詳細はこちら
まとめ:俳優に必要な「作り手側の目線」を身に付けて長く活躍できる俳優を目指そう!
今回は、俳優を目指す人に読んでほしい本、
「俳優の教科書」
について紹介しました(^-^)
この本に書かれている「作り手側の目線」を身に付けることで、
役者として、どんな姿勢で作品作りにのぞめばいいのか?
今からどんな勉強をして、どこを目指していけばいいのか?
などが具体的に見えてきます✨
やっぱり何事にも、正しい知識、正しい努力が必要ですよね?
「俳優として活躍していきたいけど、具体的にどう頑張ればいいか分からない 」
そんな方にはぜひ手に取ってほしい一冊です✨
まずは一歩踏み出してみませんか?
\ 今回紹介した本 /
あわせて読みたい
お悩み別「俳優におすすめの本」をまとめているので、参考にどうぞ(^-^)
最後まで読んでいただき
ありがとうございます
これからも役者に役立つ情報発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします♥
鹿子ってどんな人? プロフィールはこちら
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