【演技の基礎・基本】俳優にとって大切なのは、〇〇のコントロール
- 2020.01.30
- 2022.11.15
- 演技レッスン・練習方法
- 身体づくり, 役者になるには, 演技レッスン

こんにちは、役者&ブロガーのシカ子です。
突然ですが、
俳優にとって大切な○○のコントロール
とは何でしょう?
感情?
モチベーション?
演技の基礎力とは色々あると思いますが、私が芝居をする上で、大切だなと思うのは
身体のコントロールです。
今回は、
身体のコントロールの重要性
~演技の基礎の身に付け方~
についてまとめました♪
少しでも参考になれば幸いです(^-^)
【演技の基本】身体のコントロールができないとどうなる?
では、実際に身体のコントロールができないと、どうなるかというと・・・?
自分の癖が抜けないので、役に合わせた、立ち方、歩き方、表現ができない。
→何をやっても「自分」になってしまう。
映像、舞台と演技の切り替えがうまくできない。
→映像でオーバーな演技をしてしまったり、大きな舞台で小さく芝居をまとめてしまったり、作品に合った表現ができない。
気持ち(感情)は高まっているのに、身体に反映されず、見ている人には伝わらない。
→自分ではやってるつもりでも、周りからはできてないと言われる。
→ダメ出しをされても、自覚がないので治せない、変われない。
その時の感情に任せすぎて、繰り返して同じお芝居ができない。
→特に映像は、何テイクも撮るので、毎回芝居が違うと、編集でうまく繋がらなかったりと迷惑がかかる。
自分の頭の中のイメージを、具現化できず、思った通りに動けない。
などなど、いろいろな支障が出てきます。
逆に、身体のコントロールが上手い人は、自分のイメージ通りに表現ができます。
なので、ダメ出しの対応力が高かったり、のみ込みが早かったりします。
これが、いわゆる「始めたばかりなのに、センスがあるね~」という判断基準ではないかと、私は思います。
でも誰だって初めては、
上手くできなくて当たり前です!!
身体のコントロールは、訓練をしたら必ず身につくものなので、安心してください(^-^)
逆に「この人経験は豊富だけど、身体のコントロールが全然できてないな~」という役者さんもいたりします。
身体のコントロールは演技の基本です。
これから役者を目指したい方、今すでに役者として活動している人にも、改めて見返してもらえたらと思います♪
身体のコントロールが身につく本
この本は、演技初心者も、経験者も読んで損はない、基礎の基礎の本です!
演技をするための「正しい声」「正しい体」とは?
演技をする上で重要なリラックスした状態の身体とは?
そこにアプローチするための方法が、とにかく分かりやすく、実践的にまとめられています。
どんな訓練をすればいいのか分からない方は、この本を参考にするのが一番分かりやすいのでおすすめです(^-^)
この本の詳細はこちら
あなたはできてる?身体のコントロールのチェック項目5つ
①基本の姿勢、歩き方はできていますか?
まずは「正しく立つ、歩く」ことはできますか?
よくあるのは、猫背、首が前に出ている、骨盤の位置がずれているなどです。
引用:http://www.sakurazuka-chiro.com
私は、過去に舞台のオーディションで「歩く」「走る」をするだけのオーディションを受けたことがあります。
その時の私は、まだ10代で、歩き方なんか意識したこともなかったので、即落ちました(^^;)
審査員からしたら、立ち方、歩き方を見るだけでも「この子はちゃんと訓練しているな」ってのが見抜けるのでしょうね。
まずは基本を知らなければ、役に合わせた立ち方や歩き方など、応用もできません。
特に姿勢は、すぐには治らないので、毎日意識して過ごすことが大切です(^-^)
②滑舌は悪すぎませんか?
滑舌については「アナウンサーのように、ハキハキ聞き取りやすく喋りましょう」ということではないですが、何を言っているか分からないのはNGです。
ハキハキ綺麗にしゃべりすぎるのも不自然ですが、自然な演技をしようとして、あえてボソボソしゃべる人がいます。
素人がボソボソ喋ると、本当に何を言っているのか分かりません。
「え?なに?もっとハッキリ話して?」って思います(笑)
俳優さんが、ボソボソっと喋っていても、しっかり聞き取れるのは、ちゃんと訓練をしているからです。
何を言っているのか聞き取れないのは、見ている側のストレスにもなります(^^;)
自分の声や滑舌もコントロールできるようになりましょう。
③顔の筋肉をイメージ通りに動かせますか?
眉間にしわを寄せたり
片まゆだけあ上げてみたり
鼻の穴を広げてみたり
おでこにしわを寄せてみたり
ドラマなどを見ている時、セリフはなくても、表情だけで、その人が今どんな気持ちなのかは伝わりますよね?
オーバーに表現しましょうってことではありません。
コントロールをすることが大切です。
特に映像だと、より繊細なコントロールが必要になります。
例えば・・・
ずっと無表情でクールだったキャラクターがいます。
ふと瞬間に、眉毛がぴくっと動いただけで
「あれ、動揺してるのかな?」と、見てる側は想像したりできますよね?
暇な時に鏡を見ながら、顔の一部だけ動かしてみてください。
意外と難しいですが、楽しいですよ♥
豆知識
絶対にできた方が良い「笑顔」の作り方
日頃から「笑う」という行為自体はしていると思いますが、良い笑顔って意識したことありますか?
CMやポスターなど、モデルさんや俳優さんが絶対にできている「笑顔の基本」があります。
ご覧ください。
わかりますか?
正解は口角の上がり方です。
口角がくっと上がっていて、上の歯は奥歯まで見えていますね。
下の歯は隠れていています。
この口の形が「笑顔の基本」になります。
実際に自分の笑顔と比べてみてください(^-^)
できている方はOK!
上手くできない方は、練習してプロの笑顔ができるようになりましょう。
④相手の目をちゃんと見れますか?
演技を始めたばかりの人に多いのが、
相手の目を見てお芝居ができない。
セリフの途中に、目が泳いでしまう。
まばたきが多くなってしまう。
ということがあります。
原因は、不安や自信のなさからくることが多いです。
目線やまばたきもコントロールできるように練習をしておけば、お芝居をしている時に、きょろきょろしたりすることも減っていきます。
日常生活では無意識にしている、まばたきまで、コントロールできるのがプロの俳優さんです。
⑤心と身体は繋がっていますか?
人の心(感情)と身体は、密接に関わっています。
悲しいことがあれば自然と涙が流れたり。
恐怖で呼吸が止まったり、息切れがしたり。
イライラして、つい舌打ちをしてしまったり。
日常生活では、感情に対して、無意識に身体が反応します。
でも演技になると、頭で考えてしまって、心と身体がうまく繋がらなくなってしまう事があります。
その結果、心では悲しいと感じているのに、見ている人には伝わらなかったり。
逆に、身体が反応していないのをごまかそうと、わざとらしく大きな表現になってしまったり。
「自分の感じたものを、感じた分だけ出していく」というのがお芝居の基本です。
心の変化に合わせて、身体も反応していけるように、心と身体のコントロールが必要になります。
身体が緊張していると、繊細な反応に気付けないので、お芝居中にリラックスできる身体作りの訓練をしましょう。
身体のコントロールを身に付けるのにおすすめの本
演技をするための声や身体作り
演技をする上で重要なリラックスした状態の身体とは?
役者に必要な身体づくりについて、分かりやす~く書かれているので、ぜひ読んでみてい下さい♥
まとめ
今回は、演技の基本である、身体のコントロールについてまとめました。
何度も言いますが、最初から全部できる人なんて、そうそういません!
役者というのは技術職です。
演技というのは、日々の積み重ねの上にある、技術なんです。
技術というのは、訓練を重ねていけば、ちゃんと自分に身についていくものです(^-^)
何事も基本から!!
焦らず諦めず、頑張っていきましょ~★
他にも役者のためのトレーニングを知りたい方はこちら↓
あわせて読みたい
・役者の毎日トレーニング。スキマ時間を使って周りと差をつける方法
・【俳優になりたいなら】演技以外にも取り組むべきレッスン5つを紹介
最後まで読んでいただき
ありがとうございます
これからも役者に役立つ情報発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします♥
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